チチェン・イツァ Chichén Itzá

初詣ならぬ初ピラミッドを拝みに、レンタカーでひたすらまっすぐな高速道路200kmを飛ばしてチチェンイツァへ。午前中の早い時間に着いたのでまだツアー客もおらず、ガラガラ。
チチェンイツァはメキシコの大地に残るマヤの巨大な古代遺跡で、ユネスコの世界遺産にも登録されている。
しかし、メキシコのどの遺跡にも増して研究されたにもかかわらず、歴史の大部分は今なお謎に包まれている。


別名ククルカン・ピラミッド。底辺55.3m、高さが24m、(上部の建造物を足すと30m)各面には90段の階段があり、それにソカロと呼ばれるベースを足して、91×4面=364段。
それに神殿へ上がる1段を足すと365段となり、各段が1日を表している。
メキシコで最も美しいピラミッドと言われ、数年前までは登ることができたが現在は登頂禁止。残念!

内部には10世紀のトルテカ人侵入の際の戦闘風景が描かれている。

周囲を戦士の絵を彫った無数の柱に囲まれ、千本柱の宮殿とも呼ばれている。

南北168m、東西70mあるメソアメリカ最大の球戯場。マヤ人は手を使わずに上腕や腰でボールを打つ球戯を、豊穣の神に祈りを捧げる宗教儀式として行っていた。
ここまで見たところで徐々に日差しがジリジリとしはじめたため・・・この辺で退散!
続いて、1994年に発掘、復元がはじまったばかりだという新しい遺跡、エク・バランへ。


このエリア最大級の高さ33m、底辺は150m×60m。紀元600~900年頃のマヤ古典期後期に建てられたものとされ、全体は6層からなる。この主神殿からはほかのマヤ遺跡に類ないほどの多数の見事な彫刻が見つかっており、屋根のかけられているところにレリーフが残されている。



こんなうっそうと茂る緑の中に突如現れる遺跡の数々。
これでもまだ全体の20%程度しか手がつけられていないというから、本当にまだまだ謎に包まれたままだ。